インドに行ってきました。幸いテロが起こる前日に関空に到着していたので、何の影響も受けていません。また香港経由の便だったのでタイの空港閉鎖とも無関係でした。
滞在先はムンバイとは離れた北インドだったため、テロに直接巻き込まれることはなかったはずですが、もしインド行きの計画を1日でも延ばしていたら、何らかの事情で現地での足止めを余儀なくされていたかもしれません。
利用する航空会社が違っていたら、タイのデモ隊の影響を受けていたかもしれません。実際、インド行きの計画段階では、バンコク経由の飛行機も候補に挙がっていました。幸運なのかなんなのか、結果的にはそういったトラブルをうまくすり抜けて旅程を消化することができました。
見えない因果の糸に、常に引っ張られていることを実感します。人とのご縁などまさにそうで、今回のインドで出会った人々にしても、強いものか弱いものかはわからないにしろ、何らかの因果の糸によって結ばれたんですもん。
不当な額のオプションをしつこく迫ってくる現地ガイドに始まり、親切な駅員、電車で隣り合わせた新聞社員、お堂の演奏者、サールナートの少年、ボート屋のボス、妙なパズル売り、横柄な警察官・・・ノートに記録した人だけでも、50人。ドライバーや蹴散らした客引きなどを含めると倍にはなります。
60億いる地球人。10億以上いるインド人。その中で、2008年11月のとある一瞬に、僕と相手と、お互いの因果の糸が引き合って、パチン、と出会う。
ほとんどの人とは以後の関係はなく、それっきりで別れるんだけども、例えハッキリと顔を忘れてしまっても、池に沈んだ落ち葉のように、僕の中に溶け込んでいます。日々の暮らしの水面には出てこないけども、底に沈んで、池のほんの少しの一部分を形づくります。
ボンベイから来たのよ。ボンベイは素晴らしい街よ。ワタシと一緒にいらっしゃい、ウフフフ、と笑っていた、ベナレスのカレー屋で出会ったふくよかなおばさんは、無事かな。2人の娘さんは、事件に巻き込まれていないだろうか。
一刻も早い事態の鎮静を祈っています。
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