« 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その2 | トップページ | 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その4 »

北インドへ、EVISBEATSさんと。 その3

7割を越える人がヒンドゥー教徒。1割がイスラム教。そして仏教、シーク教、キリスト教、ジャイナ教、などなど。ただ街を歩いているだけでも、あちこちでシヴァやハヌマーンやガネーシャに出会います。

EVISBEATSオフィシャルブログ

Cimg0133

エビス  いくつかヒンドゥー教のお堂とか寺院にお祈りをしに行きましたね。

伊瀬   はい。

エビス  ベナレスでは、小さな蔵みたいなお堂で、打楽器を叩いているおじさんがいました。それに合わせて3人くらいでお祈りの歌を捧げてて。僕たちもお祈りさせてもらって、見学させてもらいました。

伊瀬   そうですね。

エビス  それから、ガンジス川のケーダール・ガート。しゃがれ声のバラモンに「ワイの寺、見て行かへんか~」(しゃがれ声のモノマネで)って言われて(笑)お邪魔しました。

伊瀬   あそこは正直、グッときましたよ。すごいもん見ました。あの、ひそやかさ。旅行しててあの寺院の中に入れてもらう機会って、ふつうあまりなさそう。

エビス  うん。

伊瀬   まず外からは、中がああいう風になってるってわからないですよねえ。薄暗いあの寺院の中に、女の人の巡礼者の一団が固まって座っていたり、建物の中のあちこちにヒンドゥーの神様がおまつりされていて。みんなで大事に伝えられているな、というのをすごく感じました。

エビス  なるほど。

伊瀬   中に、あんなふうにして人がいるとは思わなかった。

エビス  ある狭い部屋をパッて覗くと、畳2枚分くらいの部屋に10人くらいの上半身裸の男たちが立っていて。

伊瀬   そうそう。中心に半径1mくらいのお盆があって、それを囲みながら、お盆に葉っぱとか花がどんどん山盛りに盛り上げられてましたね。あの薄暗い、狭い部屋の中で、ひしめき合ってました。

エビス  死者を弔ってるのか、神に祈ってるのか。

伊瀬   観光客としての目線で、ついガンジスの「川」だけを見てしまってましたけど、建物の中を見れてよかったです。あの川が神秘的なのは、ああいう寺院の中で儀式をしている人たちがいるからだなって思いました。

エビス  うんうん。

伊瀬   しゃがれ声のバラモンが、いろいろと案内してくれて。英語なんで僕は1割か2割くらいしか理解できなかったと思いますけど、体の中に直接言葉を染みこませようとしてるな、っていうのがわかりました。言葉の力のようなものが伝わりましたね。ずっと、目を逸らさないですし。神はどうだ、人とはこうだ、っていう説明の内容以上に、オヤジの言葉に力がありました。

Cimg0102

エビス  見学の途中で、そのバラモンに「寄付しなさい」って言われて、渡したお金をポッケにそのままナイナイしたでしょ。札がいっぱい入ってんのが懐に見えたし。あのへんから僕はちょっと、信じられへんような気持ちになりました。

伊瀬   はいはい。

エビス  それは、そのバラモンのおっちゃんが悪いとかじゃなくて、自分の中に疑いの心が生まれてきて。そこからはあんまり「すごいな」と思えなくなった。おっちゃんはいい人やとい思うけどね。なんかなあ、「えっ?」て思いました。

伊瀬   そういうとこ、インドのフツーなんでしょうねえ。

エビス  そのへんのお金の感覚がまだわからんくって。いやになること、あるなあ。

伊瀬   そういうので溢れてますもんね。

エビス  自分の気持ちで差し出すのは全然いいんやけど、ひとから言われたら、なんか胡散臭く思えて。

伊瀬   あのときも、はじめいっぺん差し出して、さらに言われたんですよね。

エビス  「足らん」って言われた。

伊瀬   「おいそんなもんじゃないだろーお前らあ」みたいな(笑)

エビス  ハハハハハ

伊瀬   観光客はお金がある、ということらしく。

エビス  もし俺が英語できてたら「いやこれは僕の1万であり10万だ」って言えたけんやけど。まあ、ゆうても300円くらいのことやけど、なんかやらしい気持ちが湧いてもたわ(笑)

伊瀬   「出た、インド」って思いましたねえ。

エビス  しかしまあ、ヒンドゥーの神々は根付いてるなあ。

伊瀬   昨日はアグラの、街のお堂で夕方のお祈りに加わりました。

エビス  若いバラモンが一人で、熱心にお祈りしてはったなあ。

伊瀬   まっすぐな、いい顔してました。

エビス  まっすぐやったなあ。

伊瀬   自分のやってることを疑ってない顔。

エビス  うん。

伊瀬   いろいろ悩むこともあるんでしょうけど、自分の職業とか、一生の役目みたいなものを疑ってなさそうな。ああいう顔になれるような仕事を見つけたら、強いやろなあ。

エビス  伊瀬くんはああいう顔、なれてない?見習おうと思うの?

伊瀬   なってないですね。見習ってできるもんでもないでしょうし。ああいう顔にはなりたいですねえ。「まあ色々、間違ったり失敗したりするけどさあ、でも俺はコレをやっとんねん。やっていくねやあ」っていう、揺るぎない、一本通った芯が欲しいです。

エビス  なるほどなあ。

伊瀬   お祈りの後、差し出されたバナナはさすがに遠慮しましたね。生の果物はお腹壊しそうで。

エビス  ちょびーっと一口、形だけもらいました。

・・・つづく

Cimg0194

|

« 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その2 | トップページ | 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その4 »

コメント

旅って良いですね!お二人の掛け合いも含め楽しく読ませていただいてます(^^)
いつか石鎚ラップをもう一度聴けたらなーと思います。

投稿: ギヤマン | 2008年12月22日 (月) 21時09分

旅、ほんとにいい経験でした。読んでいただいて、コメントもいただいて、ほんとにありがとうございます。
今、書き起こして、じつはけっこう恥ずかしいところもありますけど。
引き続き、ぜひ楽しんでくださいませー。
石鎚ラップは・・・こないだ遊びでフリースタイルやって、ぐずぐずでしたー。

投稿: 伊瀬 | 2008年12月22日 (月) 22時45分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/203918/43488995

この記事へのトラックバック一覧です: 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その3:

« 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その2 | トップページ | 北インドへ、EVISBEATSさんと。 その4 »