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讃岐高松でカナダ人の友達とイタリア料理を喰った。うどんの地でメープルの国の人とリゾットを喰う。オツである。
「どこにいる?」と電話したら「豚太郎(ラーメン屋)の駐車場で待ってます」と言う。日本に来て13年。流暢に日本語を話すが発音は英語圏のもので、“豚太郎”も「r」が巻き舌で“Tontaro”と妙にかっこいい。
“トンタロー”のはずが危うく“豚トロ”に、一歩間違えば“トロント”と錯覚しそうになる。さすがカナダである。おそるべきカナディアン・発音マジックである。
リゾットを喰う。友達はお肉を喰う。おいしくいただく。カナダの冬の話しなどを聞く。サーモンは本当にうまいという。
ところで「サーモン・ピンク」という色があるけど、乱暴な名前だなあ。鮭ピンク。もちろん切り身だ。「ビーフ・レッド」なんてのも、いいかもしれない。
メシを喰って、丸亀駅前にある猪熊弦一郎美術館へ行った。すごくよかったまた行きたい。
車で美術館へ向かう道中、カナダの友達から注告を受けた。
クマは手が長い。体のつくりから言って、高い所に登るのは得意だけど、低い所に下りていくのは苦手だ。だからもし坂道でクマに襲われたら、低い方へ逃げなさい、と。もちろん、クマの中でも一番やばいのは小さな子どもを持つ母グマだよと。
僕は礼を言った。美術館をじっくりと一通り観覧して、ショップで買い物をした。僕は写真集を買い、友達はカレンダーと、青色をメインにデザインされたポストカードを買った。知人のお母さんがカナダの美術館で働いていて、カレンダーをメッセージと一緒に送ってあげるんだって。
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