植樹会
5月、境内の木がたくさん増えます。
毎年、県内各地で植樹活動をされているグループのみなさんが、
今回は石鎚神宮で植樹会を開催して下さるんです。
境内の一番下、
ロータリーとその周辺に、
500~1000株ほどの苗が植えられる、
という企画が進んでいます。
植えられる時にはまだ小さな苗木ですが、
月日とともに少しずつ大きくなって、
境内を守ってくれるような森に成長してくれるでしょう。
10年もたてば見上げるような木もたくさんになっているでしょうし、
30年が経ったころにはもう立派な森になって、
小鳥や虫たちが憩っていることと思います。
植えられる木々は、
一年を通して緑の葉っぱが落ちない、
常緑樹が中心です。
以前ここでも書きましたが、
日本古来の森は、
大きな常緑樹が主木となって形成されていました。
シイ、カシ、タブといった、どんぐりのなる木です。
それらは風にもなぎ倒されず、
洪水にも流されず、
火災の時も延焼を防いでくれるんです。
災害からにんげんを守る、
壁になってくれます。
植樹会で植えられた苗たちがやがて大きくなって、
お参りの方や近隣のみなさんの壁となってくれるかもしれません。
また、小動物が行き交う空間に身を置いてもらえれば、
安らぎを感じてもらえるのではないかとも思えます。
そこまで育つにはあと何十年もかかります。
また、今生きてる自分たちの寿命をはるかに超えて、
後の人たちと共に生きる木もたくさんできるでしょう。
地道で時間はかかるけど、壮大な楽しみなんです。
植樹会の詳細は、追い追いここでもお知らせしてきます。
興味のある方はぜひご参加ください。
みなさんの今日が平穏無事でありますように。
石鎚神宮 社務所より
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