座談 ~感性、どこいきますか~ 最終回・それぞれのChill
グラフィックデザイナーの夛田圭吾さん、トラックメーカー/ラッパーのEVISBEATSさんを迎えての座談です。
●EVISBEATSさんの未発表曲『Chill』。トラック・ラップをエビスビーツさん、歌をゴスペルシンガーの男性の方が担当し、僕が作詞をさせていただきました。
『Chill』とはどんな曲なのか。3人の座談も最終回です。
伊瀬 見方、聴き方って、人によって違うのかもしれませんね。
圭吾 伊瀬君はエビス君の曲を聴いて「色が見える」って言うけど、もっと具体的な何かが見える人もいるかもしれないし。リリックとか乗ったら余計にそうなるんちゃうかな。『Chill』っていう曲なんかもそうで。歌ってはる人が、こないだからすごく重い病気にかかっててね。僕、その人と二人で病院のまわり散歩しとったんですよ。
伊瀬 はい。
圭吾 その時の風景がね、あの歌詞と同じなんですよ。「静かな日の、坂を下る―」とか。
エビス あの曲、なんかね、めちゃめちゃ不思議なんですよ。あの人のためにできたんちゃうか、っていうぐらい。あれは、すごい。
伊瀬 そんな偶然があったんですかー。
エビス 始まりは全然関係ないきっかけから生まれた曲だし、歌詞書いたのもあの人のことを知らない伊瀬君なんですけど、なんかね、もうあの人の歌なんですよ。
伊瀬 へえー、僕は思いついたままに歌詞を書いただけですよー。
圭吾 レコーディングしたのが手術する・・・4日前くらいやったっけな。手術して声出えへんようになるかもしれへんから、手術前に歌を録っておきたい、みたいなことで。その人自身もあの歌詞をすごい好きやって言ってました。
エビス 「静かな日の坂を下る―」だけでも、聴く人みんな、それぞれの静かな日があって、坂を下ってるイメージがパッて出てくるんですよ。あの歌は想像力が掻き立てられますね。
圭吾 僕は歌ってはる人のイメージがすごい強いです。大きな病気で入院してて、生きるのか死ぬのか、っていう状態で。大阪でも、病院の中って静かでね。で、天気のいい日にリハビリで外に出るんですよ。外に出ると谷町の坂があって。じゃあ、って別れたとき、ちょうど『Chill』の歌詞のシーンに重なって。あ、この人の歌やな、って思って。
伊瀬 書こうとして書いたわけじゃないんですけど、なんか、よかったです。
圭吾 ほんまにねえ。
エビス いやほんまいい曲できました。あれは僕、がんばって売ります。売りさばきます(笑)
圭吾 売りちらかしましょう(笑)
おわり
いかがでしたでしょうか。連日お読みいただきまして、ありがとうございましたー!
圭吾さん、エビスさん、有意義なお話をありがとうございました。今後のお二人の、より一層のご活躍を願っておりますー。
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